最近、立て続けに不同沈下した住宅についての「もめ事」で技術的見解を求められることがありました。双方の言い分はよく分かりますが、そもそも、その場所のリスクをどのように捉えていたのかよく分からないというこ …
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毎度、似たようなテーマで恐縮です。今月も、以下の問合せを頂きました。 「この地盤で本当に地盤改良は必要なの?建て替えだよ?前の家は不同沈下なんかしてなかったよ(計ってないけど)」 このような問い合わせ …
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数年前に独立して、様々な不同沈下案件を、純粋に一技術者の視点で見ることが出来るようになると、住宅分野での課題が目に留まるようになりました。その一つが、「SWS試験だけやっていればよい」という思い込みで …
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土地を購入される方の声を聴いていると、不同沈下や地震のことを心配される声が多く、地盤にも関心が向いていてよいことだと思う一方で、気になることがあります。 家が傾きそうな地盤がある場所は、多くの場合、「 …
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未だに、「地盤改良業者は工事を誘導している」という話を耳にしますが、こういう「悪口」を言いふらすのは、その悪口によって利益を得る人達です。 賢い人は、こういう都市伝説には振り回されないものですが、元地 …
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傾いた家を調べていると、色んな事象に出会います。厄介なのは擁壁です。この擁壁。地上高さ2m以下のものは、誰の審査も受けないので、不安定なものが作られている場合があります。今回は、宅地の中の擁壁の良し悪 …
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先日、とある不同沈下案件の調停の場に同席しました。 この時、強く感じたのは、家を建てることに関する基本法は建築基準法なのに、発生した損害の原因を論じる時に、なぜ、真っ先に、建築士の責任を問わないのだろ …
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谷を埋め立てた盛土造成地や斜面を切り盛りした造成地でボーリング調査をすると、盛土の中に水がある場合が多いです。こうなることは、すごく当たり前のことなんですが、その当たり前を見て見ぬふりした結果、水浸し …
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2022年3月の福島県沖地震では、仙台市内の盛土地でも宅地被害が出ていると報道されています(日建コンストラクション8月号)。記事を読まれた方も多いと思いますが、その記事を読んでいて、「ああ、宅地って、 …
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8月20日は、2014年に広島で大規模な土石流災害が発生した日だったのですが、あなたは記憶に留めておられるでしょうか?扇状地に開発された造成宅地が土石流に飲み込まれ、多くの犠牲者が出ました。 土石流は …
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