• 地盤の専門家神村真による宅地防災の情報発信サイト

粘土だって液状化する?

「液状化現象」と言えば、砂地盤での地震被害の代名詞のようなものですが、粘性土でも液状化と同じメカニズムで沈下障害が出ることがあるってご存じですか? 液状化現象は砂地盤だけの問題か? 大地震の後に沈下す …

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地盤補強をした方がよい理由

「地盤改良なんか要らない」という人や、「無駄な地盤改良をしている」という人がおられます。 もちろん、そういう情報発信をされている方は、「そういうこともあるよ」というおつもりだと理解していますが、そうい …

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住宅の劣化と常時微動計測技術

私は、10年ほど前から住宅の構造の劣化を計測する技術に大きな関心を持っているのですが、今回は、住宅の常時微動を計測することで、構造の劣化を評価する技術のお話です。 住宅の劣化 住宅の性能を測る 常時微 …

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その擁壁は安全ですか?

住宅街を歩いていると色々な擁壁が目に入ってきます。「この擁壁だいじょうぶかな?」と思うものも、少なからずあるのですが、そんな擁壁の際に住宅が建設されていたりします。こういう住宅を見るたびに、「建築士は …

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地下が想像できない土地には手を出さない

造成宅地を造るのは人です。人が盛土を作り、人が擁壁を作ります。 この人は、常に「いい人」ではありません。 何か問題を起こすのは常に「人」です。 今回は、あなたの家造りで考えて欲しい、災害以外の地盤リス …

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柱状改良シングル施工のイラスト

中古住宅市場が活性化すると地中の情報が価値になる

あなたは、自分が設計した住宅で行われた地盤改良工事の施工データを細かく見ていますか?また、その情報を自分で管理していますか? 中古住宅市場が活性化すると、これまで見えないものとされてきた、地中の情報が …

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家造りは「地盤」から

SNSが普及したことで、耐震性や気密・断熱と言った住宅性能に対して、消費者の意識が高まりつつあるように思いますが、構造計算をしている家はまだまだ少ないようですね。 さらに、関心が低いのが「地盤」ですが …

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誰が正しい?地盤改良の要・不要

私は、「スクリューウエイト貫入試験しかしない地盤調査」は、そろそろ終わらせた方が良いと考えています。 スクリューウエイト貫入試験(SWS試験と呼びます)では、地盤の性能を明確に示すことができない場合が …

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あなたは見つけられますか?この地形に隠れた地盤リスク 

以前お話したように、地盤リスクを見つけるためには三つの目線が有効です。 今回は、この三つの目線を使う練習をしてみましょう。 【例題】山のすそ野で、下のような地形がありました。あなたが、一番下のひな壇に …

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SWS試験結果の活用法

私は、住宅建設では、ボーリング調査とSWS試験を組み合わせて行うべきだと考えています。しかし、現実には、そのような場合は、ほぼありません。それならせめて、全てのSWS試験が100%活用されることを期待 …

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