• 地盤の専門家神村真による宅地防災の情報発信サイト

「擁壁は壊れる」くらいに思っておくのが丁度よい

大地震の被災地に出向くと、間知擁壁を含む法面の崩壊や液状化によるL型擁壁の倒壊によって、大きな被害を受けた住宅を目にすることがあります。 東日本大震災では、擁壁と傾斜した住宅を同時に復旧する事例に関係 …

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地盤調査時に交通振動も計測しよう

先日、建物の振動についての調査に出向きました。 自分で、一般社団法人地域微動探査協会が推奨する計測機を用いて、住宅と交通振動の計測と極小微動アレイによる地盤のせん断波速度の計測を行いました。 計測から …

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道路の陥没から宅地のリスクを考える

先月、東京都調布市での道路陥没が話題に上がりましたが、日本の道路では、陥没が大きな課題になっていることをご存じでしょうか? 2018年6月には「都市の危機管理における路⾯下空洞対策に関する提⾔」が出さ …

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スウェーデン式サウンディング試験結果を「読む」ために押さえておきたいこと

住宅の不同沈下原因を調査していると、スウェーデン式サウンディング試験の段階で、不同沈下が予見されていることが多くあります。 そのようなケースでは、スウェーデン式サウンディング試験結果のみを見て、地形と …

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地盤改良の着底管理

支持層に届いていない杭を作らないために ~着底管理と調査計画~

先週は「マンションを支える杭の先端が所定の支持層に到達していない」というニュースから、地盤調査の「ばらつき」に関する話題を書きました。 今回は、同じニュースに関係する、杭の「着底管理」に関するお話をし …

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地盤調査結果のばらつき

今年の5月「マンションの杭が所定の深度に到達していなかった。」という報道がされていました。 杭工事では、杭を施工する機械で深度ごとの抵抗の大きさを計測していて、地盤調査結果と抵抗値を比較することで、杭 …

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擁壁底版に柱状改良体先端を設置したことで発生した不同沈下の模式図

地盤改良 柱状改良工法の品質(後編)

 住宅分野で多用されている地盤補強工法の一つに、柱状改良工法があります。 この工法は非常に便利な工法なのですが、“安い”という固定概念がつきまとっています。 しかし、その考え方はやめた方がよいと思いま …

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