• 地盤の専門家神村真による宅地防災の情報発信サイト

既存擁壁の安全性

今回は、敷地内に地上高さ2m以下のL型擁壁がある場合の注意事項について書きました。石積み擁壁のことは、また機会を見つけてお話します。 L型擁壁に必要な支持力 必要な支持力に及ぼす斜面の影響 既存擁壁の …

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2015年9月関東・東北豪雨の洪水被害の写真

リスクを管理する

私は、災害に遭う可能性の高い場所に、土地を買い求めることに否定的な立場をとっていますが、あなたが、その場所のリスクを理解して、その場所に住まうことを決められたのであれば、私は、あなたのリスクを最小化す …

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地盤の悪い場所に家を建てるということ

最近、立て続けに不同沈下した住宅についての「もめ事」で技術的見解を求められることがありました。双方の言い分はよく分かりますが、そもそも、その場所のリスクをどのように捉えていたのかよく分からないというこ …

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建物が傾く場所は浸水する

土地を購入される方の声を聴いていると、不同沈下や地震のことを心配される声が多く、地盤にも関心が向いていてよいことだと思う一方で、気になることがあります。 家が傾きそうな地盤がある場所は、多くの場合、「 …

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擁壁の良し悪しは、こうやって見分ける

傾いた家を調べていると、色んな事象に出会います。厄介なのは擁壁です。この擁壁。地上高さ2m以下のものは、誰の審査も受けないので、不安定なものが作られている場合があります。今回は、宅地の中の擁壁の良し悪 …

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誰が「地盤」を診ているのか

先日、とある不同沈下案件の調停の場に同席しました。 この時、強く感じたのは、家を建てることに関する基本法は建築基準法なのに、発生した損害の原因を論じる時に、なぜ、真っ先に、建築士の責任を問わないのだろ …

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水浸しの盛土造成地は何がアカンのか?

谷を埋め立てた盛土造成地や斜面を切り盛りした造成地でボーリング調査をすると、盛土の中に水がある場合が多いです。こうなることは、すごく当たり前のことなんですが、その当たり前を見て見ぬふりした結果、水浸し …

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壊れる宅地・沈む家

2022年3月の福島県沖地震では、仙台市内の盛土地でも宅地被害が出ていると報道されています(日建コンストラクション8月号)。記事を読まれた方も多いと思いますが、その記事を読んでいて、「ああ、宅地って、 …

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水害に遭う場所

8月20日は、2014年に広島で大規模な土石流災害が発生した日だったのですが、あなたは記憶に留めておられるでしょうか?扇状地に開発された造成宅地が土石流に飲み込まれ、多くの犠牲者が出ました。 土石流は …

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真っ当な宅地

以前から浸水リスクの高い地域に住宅が建設され続けていることは知っていましたが、最近の豪雨の影響で、こういう場所の浸水被害が相次いでいます。政府は法律の見直しなど対応を行っていますが、ことの発端は、政府 …

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