• 地盤の専門家神村真による宅地防災の情報発信サイト

地盤調査結果の読み方

前回までは、資料調査としての「地形」の重要性について考えてきました。今回は、地盤調査、特にスクリューウエイト貫入試験(以下、SWS試験と略します)について考えていきたいと思います。 色々な地盤調査 S …

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地形と不同沈下リスクの関係

新築住宅は、1万棟に5棟程度の割合で不同沈下(傾いて)います。その原因は明らかではありませんが、地盤が住宅を支える力を持っていなかったことが主原因だと考えられます。 地盤調査を行っているのに、こういう …

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微動探査とSWS試験の違い

私は、16歳の頃から土木工学を学んでいるので、微動探査(常時微動計測)技術については、80年代からその存在を知っています。 90年代には、実際に実務で利用されている現状に触れる機会にも恵まれましたが、 …

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地盤調査立会いのススメ

地盤改良業者にいたころ、地盤改良費用を考慮しない住宅建設費の見積書を消費者に渡している建築士の話をしばしば耳にしました。 地盤を専門分野とする者からすると、「なぜ、事前にリスク評価をしていないのか」が …

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スウェーデン式サウンディング試験結果を「読む」ために押さえておきたいこと

住宅の不同沈下原因を調査していると、スウェーデン式サウンディング試験の段階で、不同沈下が予見されていることが多くあります。 そのようなケースでは、スウェーデン式サウンディング試験結果のみを見て、地形と …

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地盤改良の着底管理

支持層に届いていない杭を作らないために ~着底管理と調査計画~

先週は「マンションを支える杭の先端が所定の支持層に到達していない」というニュースから、地盤調査の「ばらつき」に関する話題を書きました。 今回は、同じニュースに関係する、杭の「着底管理」に関するお話をし …

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地盤調査結果のばらつき

今年の5月「マンションの杭が所定の深度に到達していなかった。」という報道がされていました。 杭工事では、杭を施工する機械で深度ごとの抵抗の大きさを計測していて、地盤調査結果と抵抗値を比較することで、杭 …

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スウェーデン式サウンディング試験のスクリューポイントの問題点イラスト

スウェーデン式サウンディング試験だけで沈下量を予測することは難しい

スウェーデン式サウンディング試験結果のみから沈下量を予測することがしばしば求められます。 これは、前回のブログで示した告示1113号の記述によるものと考えられます。 “液状化の可能性がある場合や、以下 …

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地盤調査をやる前から地盤改良の要否は分かっている。

SNSなどで、「スウェーデン式サウンディング試験を行ったら、地盤補強が必要だと分かって困った」という消費者の記事を目にすることがありますが、私にはとても奇異に聞こえます。 地盤補強の要不要は、地形を見 …

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