• 地盤の専門家神村真による宅地防災の情報発信サイト

気候変動が激しい時代の土地探し

 近年の豪雨や台風は、非常に大きな被害をもたらしていますが、これらは、海水面の温度上昇が影響しているようです。 私の記憶では40年ほど前から地球温暖化についての話題は上がっていましたが、今世紀に入って …

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「住む場所」と「建物の性能」は自分で考える

2020年には、水害の可能性が高い地域を公表することが義務化されました。 これで、新たに水害に遭う人が減ることは間違いありませんが、このような地域に家を建てられなくなったわけではありません。 2021 …

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本当に「鋼管は高い」のか

4月から始めたブログも、今年最後の記事になりました。 今年の第4四半期(私たちの会社は12月が決算月です)は、微動探査、交通振動計測、鋼管の強度試験等、盛りだくさんの内容だったので、本当にあっという間 …

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微動探査とSWS試験の違い

私は、16歳の頃から土木工学を学んでいるので、微動探査(常時微動計測)技術については、80年代からその存在を知っています。 90年代には、実際に実務で利用されている現状に触れる機会にも恵まれましたが、 …

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普通の家は震度6には耐えられない

耐震等級3で設計するかしないかは、地盤の良し悪しとは無関係であることを以前書きました。 その記事を書きながら、そもそも建築基準法で想定している地震時の水平加速度レベルは、「どのように決まっているのか」 …

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地盤調査や地盤改良を適正価格で発注する方法

住宅を「販売」している人や地盤改良業者の人と話をするたびに「不安」を感じます。 地盤調査や地盤改良工事の発注または受注価格が、非常に低い場合があると耳にするからです。 事業者は「利益」が大切なので、原 …

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地盤調査時に交通振動も計測しよう

先日、建物の振動についての調査に出向きました。 自分で、一般社団法人地域微動探査協会が推奨する計測機を用いて、住宅と交通振動の計測と極小微動アレイによる地盤のせん断波速度の計測を行いました。 計測から …

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地盤がよければ耐震性能を高く設定する必要はない?

先日、地域微動探査協会の人たちと地震動と地表面加速度の話をしていた際に、地盤の良し悪しと耐震等級を関連づけて考えている人がいるとの話を聞きました。 「地盤が良ければ耐震等級3は不要」との意見があるよう …

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柱状改良体の「品質」のはなし

軟弱地盤上に住宅を建設する場合、柱状改良工法が採用されることが多いと思います。 この工法は、改良体の直径や長さを簡単に調整できる便利な工法です。 鋼管に比べて材料費が安いため、工事費が安くなる場合が多 …

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盛土造成地での不同沈下リスクの評価とその対策

私のところには年に数件、不同沈下してしまった住宅に関する調査依頼が舞い込みます。 私が関わる不同沈下事例は、盛土造成地に関連するものが多く、いずれも地盤の成り立ちをしっかり確認していないことが事故の主 …

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