• 地盤の専門家神村真による宅地防災の情報発信サイト

普通の家は震度6には耐えられない

耐震等級3で設計するかしないかは、地盤の良し悪しとは無関係であることを以前書きました。 その記事を書きながら、そもそも建築基準法で想定している地震時の水平加速度レベルは、「どのように決まっているのか」 …

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地盤調査や地盤改良を適正価格で発注する方法

住宅を「販売」している人や地盤改良業者の人と話をするたびに「不安」を感じます。 地盤調査や地盤改良工事の発注または受注価格が、非常に低い場合があると耳にするからです。 事業者は「利益」が大切なので、原 …

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地盤調査時に交通振動も計測しよう

先日、建物の振動についての調査に出向きました。 自分で、一般社団法人地域微動探査協会が推奨する計測機を用いて、住宅と交通振動の計測と極小微動アレイによる地盤のせん断波速度の計測を行いました。 計測から …

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地盤がよければ耐震性能を高く設定する必要はない?

先日、地域微動探査協会の人たちと地震動と地表面加速度の話をしていた際に、地盤の良し悪しと耐震等級を関連づけて考えている人がいるとの話を聞きました。 「地盤が良ければ耐震等級3は不要」との意見があるよう …

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柱状改良体の「品質」のはなし

軟弱地盤上に住宅を建設する場合、柱状改良工法が採用されることが多いと思います。 この工法は、改良体の直径や長さを簡単に調整できる便利な工法です。 鋼管に比べて材料費が安いため、工事費が安くなる場合が多 …

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盛土造成地での不同沈下リスクの評価とその対策

私のところには年に数件、不同沈下してしまった住宅に関する調査依頼が舞い込みます。 私が関わる不同沈下事例は、盛土造成地に関連するものが多く、いずれも地盤の成り立ちをしっかり確認していないことが事故の主 …

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道路の陥没から宅地のリスクを考える

先月、東京都調布市での道路陥没が話題に上がりましたが、日本の道路では、陥没が大きな課題になっていることをご存じでしょうか? 2018年6月には「都市の危機管理における路⾯下空洞対策に関する提⾔」が出さ …

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地盤改良工事 建築士の果たす役割

私は地盤改良会社に勤務していましたが、住宅のための地盤改良工事について、一般的な工務店様から、施工方法や品質管理の方法についての要求を頂いた記憶がありません。 多くの場合、地盤保証があれば、工事内容や …

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地盤調査立会いのススメ

地盤改良業者にいたころ、地盤改良費用を考慮しない住宅建設費の見積書を消費者に渡している建築士の話をしばしば耳にしました。 地盤を専門分野とする者からすると、「なぜ、事前にリスク評価をしていないのか」が …

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液状化の可能性を探る方法 その2

先日、「造成宅地を買い付けるのだけど、液状化地域に位置しているのでどうしたものか?」という相談を受けました。 この造成宅地の1区画は、既に他社にも購入されていて、「液状化地域だけど、液状化対策を特に行 …

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